この工房の本丸ともいえるコースです。
対象:基礎コ−スを終了された方か、すでに靴製作の基礎技術を習得されている方
(※ただし実際のスキルによっては、基礎コースから始めていただく場合もあります。)
基礎コースのスキルをベースに、ここからが、(量産品ではない)オーダー靴として、一人ひとりの足に合わせていく技術になります。
ヒールのあるパンプスというひとつの種類に絞って学ぶのには理由があります。
それは、ヒールのあるパンプスは足に合わせる難易度が高く、そこに特化したカリキュラムでなくてはプロとして必要な専門知識を伝えられないから。
そして、これを正確に理解することで、靴の種類が変わったとき、木型への理解度が断然違ってくるからです。
毎回作り手と作られる側に立ち、 どのような足にどのような対処が必要か、考えながら取り組みます。具体的なケースごとに作り検証するカリキュラムです。
ここで作る靴数の多さは、他の靴学校と比べ大変多く、実践的です。いかに足にあわせるか、常に考えながら製作を重ねることで“足と木型の関係性”の理解が深まります。
量産品の靴と違い、どのような足のタイプがあるのか、状態によって何を調整するのか、その考え方や検証の仕方を学ぶことは単に「すでにある答えを覚える」ものではありません。自力で問題点にアプローチする手法のバリエーションを理解することによって、独立し、いざ一人になった時こそ、それがあらためて貴重な財産だと感じられるものです。
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足の採寸と採寸値、フットプリントで得られる情報分析から、その内容に見合う木型選択と加える修正を学びます。
時間をかけ、試行錯誤を繰り返し、少しずつ分ってきたポイントや小さな発見、失敗を重ねてたどり着いた斉藤独自の手法や理論が詰まっています。
足は千差万別。教える立場としても新たな発見や、更なる進化をすべく、オ−ダ−靴製作に日夜勤しんでいます。
採寸から始まるその作業や、試着、コンサルティング、お客からの苦情、調整などの全てについて実際の作業内容を、生徒達がその対処方法や手法を学べる様、オ−プンにしています。各種学校などとは違い、プロの現場の大変さ、やりがいもそばで見ていただける機会かもしれません。
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